準備ライド、その5-1

とうとう佐渡ロングライドのための全員揃っての準備ライドは最終回となった。どこに行くか迷ったが、峠未経験者から「和田峠に行ってみたい」との声もあり、去年の10月、ツール・ド・ちば直前に元同僚S@928 carbonと一緒に走ったルートをトレースして再挑戦することに。

例によって元同僚Sと同僚S@Attivoと僕の三人は丸子橋に集合。ロングライドにまだそれほど慣れていない(とはいえ前回平気な顔して三浦半島一周しているのだから、もう問題ないとは思うんだけど。笑)、且つ自宅が遠い同僚K@Avalanche 3.0 Discは車で高尾まで来てそこで合流予定。

多摩サイを遡り、府中四谷橋を渡って浅川沿い。向かい風にも遭い予定よりちょっと遅れたが高尾駅周辺で同僚Kと無事合流、コンビニで補給して準備を整え、出発。

八王子霊園の坂を越え、陣馬街道に。夕焼け小焼けふれあいの里で水分補給。

前回、登り切るまでに僕は数度足を着いてしまったので、今回の目標は足着きなしで登り切ること。果たしてどうだろう、坂ばかりの町に越してきて随分「坂道」に慣れたとは思うんだけど。

陣馬高原下バス停からは四人それぞれ自分のペースで上ろうと話してあったので、同僚S@Attivoが「すんません、先行きます!」と重いギアでぐいぐい漕いで行き、あっという間にその背中は見えなくなった。強いなぁ、さすがうちのチームのエースだ(笑)。

しばらく残された三人で走っていたが、後方で元同僚S@928 carbonが「頂上で会おう!」と言い残して脱落。もう少し行くと、再度後方で同僚K@Avalanche 3.0 Discの「あー、足着いちゃったっ」という叫び声。僕も余裕はないので、それらの声を背中に受けて漕ぎ続ける。

この日は、まあ連休中ということもあってか自動車が多く、細い峠道を上からも下からも車がやってくる。自転車で上っている身には若干走りづらいのだが(実際、先行した同僚S@Attivoは自動車同士のすれ違いに巻き込まれて、二度ほど足を着いてしまったらしい)、後ろから上がってきた自動車が、息荒く上る僕を右カーブの抜けるポイントまで待って着いてきてくれて、僕がカーブの膨らみに逃げてからゆっくり抜いてくれた。右手を挙げて挨拶をするとハザードランプで返してくれた。ありがとう。ますます軽々しく足を着けないね。

<つづく>

和田峠&大垂水峠