佐渡、万感

佐渡トキ保護センタの発表によると、現在の飼育数が100羽を越えたらしい。100羽って…。

朱鷺の話をすると長くなるんだけど(笑)、僕が初めて佐渡に、保護センタに行ったのが1984年の夏で、もうそのときにはミドリとキンの2羽しかいなかった(確かね。シロはもういなかったはずだ)。まだその頃は一般公開されていなくて、特別にケージに入れてもらえて、(たぶん)ミドリを間近で見た。風切り羽根も貰った。

10年後、二度目の訪島のときはセンタも場所を移して一般公開も始まっていた。ミドリが公開ケージに入れられ、キンは非公開だった。両津港で自転車を借りて保護センタまで自転車で行った。初秋、加茂湖を過ぎたあたりは左も右も一面コシヒカリの黄金色だった。

その半年後にミドリが死んだ。国産の朱鷺は1羽になった。その頃にはもう純国産の繁殖は諦めていたのだろう、中国からの借り入れが積極的になり。しかも順調にその数を増やしていった(その後、5〜6回訪島した。そのうち1度は某歌手のディナ・ショウのオペレートでホテルを回った。仕事で佐渡に行くとは夢にも思っていなかった)。

それから更に10年以上を経て、遂に佐渡にいる朱鷺が100羽を越えた。センタ外への放鳥も考慮しているらしいけど、うまくいくことを願うばかり。

そして僕は、自転車で佐渡を回ることを考えている(島まで自転車で行かれるともっとかっこいい・笑)。

いやね、佐渡ロングライド、一応ね、ぎりぎりでエントリしたんだ。110kmのコース。佐渡市役所からもエントリ・シートが送られてきている。ただね、スケジュールがだんだん厳しくなってきたので実際に参加できるかどうか、現時点でかなり怪しくなってきた。なので、まだ宿もフェリーも予約はしていない(旅行会社に打診はしてあるけど)。

この間、相方にそんな話をしたら、ロングライドに参加できなくとも、この夏か秋に一緒に自転車担いで島を回ろうか、ということにはなった。ロングライドに参加できないとなると、エントリ・フィー(5,000円)は無駄になってしまうけど、再訪島のきっかけと考えれば、余ってお釣りが来る。