徒然に。

警察庁は、今月末の秋の全国交通安全運動で夜間無灯火の自転車の指導を強化する、らしい。やらないよりよっぽどやった方がいいけど、指導強化、って何するのかしら?「こらこら!」って自転車止めるだけだったりして。果たして効果ある?「ライト点けて」と言うだけなら、素人にも出来るわけで。僕も復路の神田川沿いでは、すれ違う無灯火自転車の7〜8割に対して「ライト点けて!」と注意しているのだ、実は(笑)。いつか刺されるかもしれん、と思いつつも、まあ対向だから、いざとなったら全速力で逃げ切れるだろうなんて、考えつつ。でも、夜間無灯火は、本当にやめてもらいたい。特に神田川沿いなんて、ちっとも見えないんだから。取り敢えずライトさえ点けていてくれれば、こっちで対処するから。二人乗りも携帯電話も逆走も。でも無灯火だけはやめてくれ。

●その神田川沿い。NHKで今日から始まった中高年のための楽しいサイクリング生活入門で、サンプル・コースとして取り上げられていたとかいないとか。オンエアは観ていないのだけれど、本屋でテキストを立ち読みした感じでは、これから始めるには最適だろうね。講師も有名な方だし。確かに「大事なことは、ゆっくりペースでなるべく長い時間続けること」だけれど、通勤、というか仕事に出向くのに使い出すと「○時までに○○へ」っていう走り方になりがちで、それはそれで面白いのだが、「もっとアテもなくのんびり走りたいなぁ」と、僕はよく思うのだ。中高年だしさ(笑)。

●自転車も免許制に、という意見がある。国が自転車に関わる法律をただ棚上げして、場当たり的に継ぎ足してきたから、自転車を取り巻く状況は法的に非常に混沌としているし、何がルールで何がマナーで何が慣習なのか、わけわからない状態だからだ。実は僕はちょっと免許賛成派。まあ、歩道走行と車道走行と条件をきっちり分けて、車道走行は免許制にすればいいと思う。車道をきちんと走りたい人は、恐らく免許を取ってでも走るよ。もちろん反対意見もある。反対意見で印象的だったのは、安易に免許制にしたら外国から来た旅行者が自転車に乗れないぞ、という意見。あー、なるほど。でも、歩道走行と車道走行と分けて考えれば、その問題もクリアするし(歩道しか走れないけど)、彼らに「何故?」と訊かれたら、ごめんなさい、日本人の民意が低くて、この国では自転車は自由な乗り物ではなくなってしまったんです、と説明すればよい。

●だから、自転車、信号は守れ。夜はライトを点けろ。


【今日見かけたBianchi
所用で仕事場から青山まで往復したけど、今日は一台も見かけず。見るときは複数台見かけるのに、見ないときはちっとも見ない。