盆休ロングライド

直江津に、行こうと思った。幾つかの理由があるが、まあその主な理由は単純に「長い休みが取れたから」である(笑)。どこか、遠いところへ行ってみたかったのだ。自転車で。

まあ他には、単純に新潟好き(というか佐渡好き)なこともある。いずれいつかは新潟に(というか佐渡に)住みたいと思っている。

それから、地震のこともある。被害が大きかったのはもっと北の柏崎のようだけれども、寄付なんて柄でもないし、せっかくだから現地でいくらかでもお金を遣えれば、と思っていた。いやまあ、そっちの方がよっぽど偽善的かもしれないけれども、まあ、ね。

8月14日19時25分、最寄りのコンビニでドリンクを調達して出発。草津までの山道を暗くなってから走りたくなかったのと、万が一、直江津に到達して(笑・着けるのか)どうやって帰ってくるのかも考えて(もちろん復路は輪行だ)、何時頃に直江津に着くのかを計算して逆算して、もうずいぶん前から試算していたのだけれど、うん、恐らく24時間ほどで到着するだろうと。

和光のあたりで国道254号に入り、そのまま埼玉県を抜け高崎まで行く予定。環八のすぐ外側の道を北上、比丘尼の交差点を越えたところで後輪に違和感。嗚呼、パンクだ。走り出して20分、距離にして8kmほど。

チューブは交換したけれど、携帯ポンプでどうにか走れるかなぁというくらいまでしか加圧できない。よっぽど、一度帰宅して出直すか仕切り直すか…なんてことも考えたが気持ちは折れなかったので、このまま進むことに。

直江津挫折

国道254号は、お盆ということもあってそれほど交通量はなかったけれど、大型トラックの率が多いのと車道左端の舗装がひどく荒れていて、お世辞にも走りやすいとは言えなかった。それでも国道17号で北上するよりましだったか。真っ暗な道に突然狸やら猫やらの死骸があるのは、なんとも恐ろしかったけれども。

直江津挫折

利根川を渡り群馬県に。高崎は高校生の頃よく遊びに来ていたけれど、暗かったせいもあって地理がよくわからず、懐かしさもほどほどだった。

直江津挫折

県道25号で北上、午前3時半過ぎ、三ツ寺という町のローソンで大休憩。日の出を待つことにした。

直江津挫折

午前5時過ぎ、リスタート。県道25号で渋川を目指す。渋川を過ぎて国道353号を左折。吾妻川沿いを上る。

直江津挫折

直江津挫折

写真を撮りたいポイントがいくつもあったが、走り続けることを優先してしまった。もう少しゆとりがあってもよかったなぁ、といまは思えるけれども。

直江津挫折

吾妻川とJR吾妻線とつかず離れず上っていく。

直江津挫折

途中で国道145号に乗り換えて、ようやく草津の麓、大津の交差点に到着。セブンイレブンの駐車場で自転車を立てかけてそのまま日陰で仮眠。一時間ほど眠っただろうか、日もずいぶん高くなった。体はあまり回復せず…尻も痛い。うう、それでもヘルメットを被り直し、国道292号草津に向けて上り始める。

が、1キロほど走って、もうこれ以上は無理、と体が拒否した(笑)。脚も気温も尻も交通量も…。そんなわけでわりに潔く諦めて、このまま来た道を引き返すことにした。途中どこかで吾妻線に乗ろうと。

直江津挫折

直江津挫折

メータでは185kmほど走ったらしい。どうせ下りだし、せっかくだから200kmを越えるまで走ってみようと。

直江津挫折

本当は渋川まで下ってしまおうかと思っていたのだけれど、お昼に近くなってかなり交通量も増えたのと、下りでも尻痛が激しいのと暑いのとで、かなり気持ちが萎えてしまった。駄目だ。メータが200キロを越えてからすぐ見えた郷原という無人駅に飛び込んで自転車ばらして輪行


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こうしてログを見ると、嗚呼、全行程の半分は行ったんだなぁと思うけれど、草津までも上れなかったのは情けない。ええと、いつかまたリベンジを。