髪切

ここ3〜4年、髪は自分で切っている。よく後ろもこんなにちゃんと切れるね、と驚かれるくらい、特にみっともなくなく、ひとりで散髪している。床屋にも美容院にも、その間一度も行ってない。

数日前の夜中、いつものように洗面台にハサミを持ち込み、いつものように自らの髪を切っていたとき、ちょっとね、失敗した…。酒に酔っていたのかもしれない。酔ったまま自分の髪を切るものではない、左の後ろの一部をかなりざくっと短くしてしまった(笑)。なんてったって、そこだけ風通しがよくて、スースーするくらいだから、よっぽど短いらしい。恐らく(自分ではよく見えない)これはひどくみっともない。

ハサミだけで、ひとりで、全体をその長さに切り揃える技術はさすがに持ち合わせていないので、翌日は帽子を被って出掛けて、仕事の休憩中に急いで近所の床屋に駆け込んだ。その箇所を見た散髪士は、ここに合わせたら相当短くなっちゃいますけどいいですか?と不安そうに訊いてきたが、まあ仕方がない。それに、自転車に乗るようになって汗も鬱陶しく、短くしてもいいかなと思っていたところだから、もちろん同意。結局は、たぶん高校時代に遡ってもこんなに短かった時期はないのでは?というくらい短くなった。さっぱり。

それにしても、終わりましたと言われて眼鏡をかけて鏡を見たときの、最初の印象は、わあ、歳取ったなぁ…だった。髪短いと、余計にそう感じた。まあ、少しは年齢相応になったのかな(笑)。