サイクルモード

Cycle Mode 2006に行ってきた。

日曜日(最終日)の午後からのんびり出掛けたから、すべてのブースをじっくり見回るなんてできなかったけれど、普段ただ自転車屋を覗いただけで、ただバイクが吊されているのを眺めるだけで、うっとり楽しーいのだから、このイベント楽しくないはずが、ない。

その上、せっかく試乗ができるのだから、とビアンキブースで試乗車の列に。ビアンキのブースで試乗用に展示したあったモデルは、小径車が3〜4台、あとはRoma、Passo、Pista、Primavera…あとMTBが5台ほど、それからロードレーサが3〜4台。ビアンキは展示車がすべて試乗できるようになっていた。ブースによっては、展示用のモデルとは別に試乗用を用意していて、100万円を超えるモデルも展示してあったり、当たり前だけど、そんなのには試乗できるはずがない。コルナゴの例の全世界限定50台の170万円のバイクも展示してあったけど…、誰が買うのだろうねぇ?そもそも、買って、乗るのかねぇ…?

試乗のシステムもちっとも厳密ではなくて(一応事前に誓約書を書かされて、試乗用のパスをもらうのだけれど)、コースを回って帰ってきた前の試乗者から自転車を直接手渡されて、そこで運良く(笑)ブースのスタッフがいれば、サドルの高さを(非常に大雑把に)調整してもらって出発。しかも、原則は試乗コース一周となっているはずだけれど、もちろん何周もしてちっとも帰ってこない人も、いる。

僕が並んだのは、via Nironeのカンパ搭載モデル(おそらくこのモデル)。とにかく一度Reparto Corseに乗ってみたかったし、せっかくだから乗り慣れているShimano搭載モデルではなく、カンパを体験してみたかった。というか、そもそもばりばりのロードレーサに乗るのが初めてだった。

試乗コースを数周しただけでは何もわからないけれど、ええとね、Attivoに乗ってほぼ5ヶ月でProntoを買って、「おお、これは違う乗り物だ」と思ったけれど、ロードレーサはまた更に別物ですね…。とにかく軽い。車体も踏みだしも。シマノとカンパの操作の違いは最初はとまどったけど、これはすぐ慣れるだろうね。フィーリングまではわからなかったよ…。でもとにかくなにしろ何もかも軽かった。びっくり。これならもっと速くもっと遠くへ行かれるだろうなぁ。すっかりその気になった。おそらく、いずれいつか、買うことになるだろう(笑)。あ、えっと、現実的にその前に、Prontoのホイールとタイヤを換えてみよう。おそらくそれだけでずいぶん違うはずだ。

それから相方に何台か乗らせて、他のブースをうろうろして、最後にまたビアンキに戻ってPistaに乗った。クロモリ・シングルにも乗ってみたかったのだ。スタッフのおじさんに「いまはフリーになってるけど、どうする?固定にする?」と訊かれた。Pistaはリアを反転して付け替えることで、フリーと固定を選べるのだ。実は固定に乗ってみたかったのだが「たぶん、いきなりは乗れないよ」と言われて断念、フリーのまま乗った。けど、いま考えたらせっかくの試乗なんだから、固定で乗らせてもらえばよかった。

フリーのまま走り出したけど、こちらもやっぱり車体は軽い!余計なシステムがついていないシンプルな構造だからね。軽かった。

コアな自転車乗りには、このCycle Modeというイベントは、中途半端で意図が見えない、なんて声もあるらしいけど、僕は楽しかった。後年もずっと続くといいなと思う。