自転車ならでは

日曜日、いまにも降り出しそうな寒空。相方に「どうする?自転車乗る?」とメールしたら「乗るっ!」と言うので、買ってあった彼女の分のモンベルサイクルジャケットユニクロのフロント・ハーフジップのシャツを持って出掛ける。合流して、一応予定としては多摩湖のあたりの紅葉具合を確かめに行くつもりで出発するが、ふたりとも腹ぺこで、じゃあ東八沿いでラーメン食べよう、ってことで、まずは野川を遡り小金井の江川亭へ。余裕かましてのんびりラーメン食べてたら、あらまぁ、ぽつぽつ降ってきたよ。強くなる気配はなかったけれど、多摩湖はさっと諦めて(端からあってないような予定だったし)、多磨霊園を抜けて野川公園へ戻る。


Bianchi Pisa Sport @多磨霊園

僕が懐柔しているせいもあり、相方もすっかり自転車乗りの恰好である。OGKのヘルメット、モンベルのグローブとジャケット。スリークォータのズボンにユニクロのハーフジップ・シャツ。それにNikeの型落ちのサイクリング・シューズ(SPD対応だけど、ビンディングにはしていない)、ワン・ショルダのバックパック。「速く走れるわけじゃないのに、恰好ばっかりで恥ずかしい」と本人は言うが、そんなのは見方を変えれば(ばりばりなローディから見れば)僕だってまるっきりのホビーライダのくせに…だよね。何もぴちぴちのレーサパンツを履こう!なんて言ってるのではないし、そもそも軽くて機能的なウエア(ギア)の方が、初心者にこそ却って快適で安全なのだよ。

さて、野川公園をぐるぐるしてから「吉田自転車 (講談社文庫)」にあった蕎麦屋を探そうってことで野川沿いを探索。読後に気になって大まかな場所は調べていたので、確かこの辺なんだよねと見回したら相方が「地球屋入口」と手書きの小さなプレートを見つけた。おおっ、まさにここだ。というか、この目の前の野川沿いはいままでも何度も行き来しているよ。こんなところに蕎麦屋があるなんて夢にも思わなかった。次回、必ずここの蕎麦を食べるために早い時間に来ることを誓う。

それから国立天文台の方を回って調布飛行場プロペラ・カフェで暖を取りつつ珈琲とケーキ。何度か来ているけど、せっかくだから今度はちゃんと飛行機が飛んでいるときに来ないとなぁ。眼前のスタジアムではFC東京浦和レッズの試合が行われていた模様。

その後は西調布へ南下、旧甲州街道沿いのユニクロで買い物して帰路。何のことはない、多摩湖に紅葉を見に行く予定が、ただ近場で食事して買い物しただけになっちゃったけど、自転車ならではという行程で楽しかった。帰り、ソロになってからは雨に降られたけどね(笑)。