advantage

昼からずっと仕事場の雑誌広告のレイアウト。巻物式のWebレイアウトに浸かってしまうと、スクロールの利かない紙媒体のレイアウトに、途方に暮れてしまう瞬間があったりなかったり…。

夕方、その版下を受け取りに青山まで電車で行った(今朝は10分ほど寝坊してしまったので電車移動なのだ)。フィルムを受け取り出力屋を出ると、歩道にBianchi Advantageが止まっていた。

Bianchi Advantage。クロスバイクBianchi USAでは現役で「Advantage」が販売されているようだが、これは日本で売られていたモデルとはまったく異なる(日本モデルの販売は2002年まで?)。日本モデルの方がずっとシックでカッコいい。気がする。ネットで画像が見つけられないのが残念。

今日見かけたのも、もちろん日本モデル。丁寧に整備されていて、チェレステもちっとも褪せていない。綺麗。この頃のBackstreetとかAdvantageとか、フレームのシルエットは無性にカッコいい(単にクロモリ・フレームが好きなのかもしれないけれど…笑)。ただ、どんなに新しくてももう4〜5年くらい経っているわけで、チェレステはほとんど色褪せているものが多いのだけれど。

前の勤め先の取引先の担当者が、Bianchi Advantageを駆っていた。僕よりふたつか三つ年上で、スクータはVespa、自転車はBainchi Advangate。彼の事務所(新宿区)から僕らの事務所(吉祥寺)まで自転車で打ち合わせに来たりして、僕らはたいそう驚いた。新宿から吉祥寺なんて自転車で移動する距離じゃないでしょう?

案外すぐですよ、と彼は笑って答えていた。僕がBianchiという自転車をちゃんと意識したのも、それが最初だった。

あれから、幾年か過ぎて、彼ともすっかりご無沙汰してしまっているけれど、彼はまだAdvantageに乗っているのだろうか?僕も元同僚(Bianchi Cielo/2007)も、いまBianchiに乗っているなんて知ったら、いったいどんな顔をするだろう?