四週間って、早いな…

■ 前回はネガティブに書き散らしたが、実はそのすぐ数日後にはずいぶん調子もよくなり、週末は朝起きたら物凄く体が軽く、これはひょっとして骨がくっついたんじゃないかと思えるほどだった。次のステージに進んだ感覚があった。

そして週明け、火曜日に四週目の診察。最初に撮ったレントゲン画像と最新の画像を並べて、医師曰く、局部がもやっとぼやけてきているから繋がってきているのだと思う、とのこと。まあまた二週間後に来て、って。僕が画像を見比べてもちっとも差がわからなかったが、まだそんな「繋がってきているんじゃないかな」なんて状態なのか…。なんかもっとこう気の利いた(笑)言葉を期待していたのだが。

それでも、体は正直で。まだまだ無理すると痛みもあるし、右肩は自在になんてとても動かないのだけれども、快方に向かっているという感覚だけは、暗がりの中、手探りで、それでも何とか見失わずに握っていられるくらいの、希望と期待を、実感できるくらいではある。

■ それにしても。自転車に乗れるのは、本当に具体的に実際的にいつ頃だろうなぁ。いや、先に書いたように先週末に回復の段階が次ステージに上がった感触はあって、いまならもう、おそらく自転車に乗るフォームは無理も痛みもなく取れると思う。だから単純に自転車に乗れるか乗れないか、といったらもう乗れるとは思うのだけれど、何か突発的なことが起きたときに対処できるかどうかは、ちょっとまだ不安、なのだなぁ…。

■ あいやー、ウルリッヒ、引退か…。一時ビアンキに乗っていたけど、特別に好きな選手というわけではないのだけれども…それでも、なんていうか、ランスと同時期でなければ確実に一時代を築いていた選手であったはずで。去年の件も含めて、そういう悲劇的な印象はつきまとう。結局、2005年が、ランスもウルリッヒもツールのラストランか。

■ 怪我して、こうして自転車に乗れない日々が続くと、案外に自転車雑誌を読みたい、という欲求も若干薄れるようで。ここ一年近く、毎月20日には自転車雑誌三誌を買い続けていたのに(それに季刊誌や不定期刊誌も含めると、購入した自転車雑誌はかなりものだけれども)先の20日発売の雑誌は、未だ一冊も買っていない。乗ってもいないのに、走れないのに、パーツがどうのポジションがどうのって読んでも面白くないし(面白くないわけじゃないんだけど…、うーん、まあそれよりも何よりも走りたいという欲求の方が強いよね)、そもそも雑誌がどれも大判で重たくて右腕で思うように支えられず、電車で読めないんだよね(笑)。

それでも、三誌ともざっと立ち読みはして、そうやってちょっとだけ冷静にある程度距離を置いて眺めれば、別に闇雲に毎月三誌とも買う必要はないんじゃないかな?なんて、いまさら気づいたりしてさ。

それで、まあ「自転車生活」を買ってみた。当たり前だけど、どの記事も写真も自転車に乗れる喜びを満面に表現していて、そんなん雑誌買う前からわかりきっていることだけれど、「早く乗りたい」と…、思わずぐっと涙が溢れそうになった。

■ そこでバイシクルライド2007イン東京の開催を知った。当日晴れるって誰かが保証してくれたら、確約してくれたら、参加してみたいなぁ(笑)。去年は確か雨だったよね。ヘルメットは着用義務だったように思ったけど、どうやらそうでないみたいだから、zushimiくん、走ってみる?