「連休」最終日

マイ・プチ連休の最終日。個人的ないくつかの問題を考えなければならなかったが、まあ走りながら考えようと、朝9時半頃に出発。一応、設定した目的地は名栗湖。換えたホイールの感触と、右肩がリュックを背負える状態かを確かめながら(いままではずっと片掛けのメッセンジャバッグ。さすがに右肩にはストラップをかけられなかった。久しぶりにリュック出動)。

青梅までどうやって行くか迷ったが、結局多摩サイで上がることにした。三鷹>東八>関戸橋から多摩サイへ。実は多摩サイも多摩橋以北はまだ未踏の地。もうこのあたりまで来ると、普段もっと下流で見慣れている多摩川とはまったく違う表情になる。
多摩サイ、羽村のあたり

羽村大橋あたりで多摩サイを離脱。玉川兄弟の像にもようやく会えた。その後は奥多摩街道北へ。
玉川兄弟にようやく会えた

ほどなく青梅駅。駅前のセブンイレブンで補食。おにぎりふたつ。さて、青梅街道を離脱して小曽木街道を北上する。いきなり見上げるような急坂&トンネル(笑)。青梅坂と青梅坂トンネルって言うのか…。「いきなりこれかい!」とひとりで叫びながら通過する(笑)。その後、下り。

下りきって成木街道と交差するところで左折、また上り。すぐにまたトンネル。吹上峠。峠が続くので、当然ながら上り下りの連続。

しばらく上り。今回のルートの最高地点である小沢峠が近づく。小沢トンネルの直前、一直線の上り(ほんとに真っ直ぐ…)を見上げる二股路に自動販売機があったのでそこで休憩。先着していたScottに乗ったローディが自分のボトルにドリンクを移し替えていた。こんにちは、と挨拶。彼はすぐに出発するも、既に坂道なので漕ぎ出したところでいきなり立ちゴケ。びっくりしたけれど、すぐ起き上がってサドルに跨り直していたので、声をかけるのも憚れた…。

振り返って自販機は、もうほとんど売り切れ。水もスポーツドリンクも、ない。確かにここまで補充しに来るのも大変だろうなぁ、いくら車とは言え、さ。そんなわけで、かろうじて残っていた緑茶(しかも500mlのペットボトルが150円)を買いケージにセット。僕も出発。

先発のScott氏は、見上げるほどの坂を見上げるほど先まで上っていた。うへぇ、さすがに強いなぁ速いなぁ、と僕も漕ぎ出すも、Scott氏はその先で自転車が調子悪いらしく、歩道に上がってしゃがんで自転車見てる。僕もひーふー近づいて、何かトラブルかと思い、大丈夫ですか?と訊ねるも、大丈夫です、と言うのでそのまま上った。

小沢峠、小沢トンネル。トンネルは自転車だといつも怖いなぁ。ひんやりとした空気を通過、また下り。入間川を渡って左折。じんわりと左岸を上って名栗湖入口を左折。さわらびの湯の駐車場で例のScott氏が一息入れていた。えー、抜いてきたのにいつ抜かれたんだろう?そうか、彼は入間川右岸を上ってきたのか。

さわらびの湯から名栗湖の有馬ダムまでは激坂、とは聞いていたが…この坂は酷い(笑)。距離は短いのにねぇ…上り始めに一息入れて(そこでScott氏に抜かれて)、途中でも足着いちゃったよ…。トリプル・クランクなのに上れねぇ…うーむ。

まあそんなこんなで名栗湖、有馬ダム。
名栗湖
途中で画像の色味が変わっているのは、意図したわけじゃなく繋がるような構図で二枚撮っていたので、無理矢理繋いでパノラマにしてみたから。

ちょうど緑茶を飲み干した頃、先のScott氏に話しかけられた。吉祥寺からです、と言ったらひどく驚かれた。彼は昭島かららしい。アイウエアを外したScott氏は、うーん、僕と同い年くらいかなぁ。ロードレーサは今年になってから購入したそうだ!20年近く車だ二輪だって乗ってきたんですけど、いやぁ、自転車ハマっちゃって、と笑っていた。そうですよね、楽しいですよねぇ、とひとしきりビギナ同士で盛り上がる(笑)。これから秩父を回られるんですか?と訊かれて、いやいやそっちはまた後日にとっておいて、今日は山王峠を回ってまた青梅あたりに戻ります、と言ったら、「強いですねぇ」と(笑)。いや、強くないんです。さっきも抜かれたじゃないですか(笑)。何か、勘違いされている(笑)。

さて、下る。Scott氏を傍目に、僕の方が先に下りた。途中、入間川左岸で、上ってくるとき気になっていた「庚申の水」で給水。さっきの緑茶のペットボトルに水を満たす。えっと、先客は二名ともワゴン車で乗りつけて、2リットルのペットボトルを何十本も抱えて給水していた。
庚申の水

53号線を離れて70号線へ。このあたりは斜度もキツくないし、景色も路面もいいし、気持ちがよい。快走、快走。
快走中

原市場のT字路を右折、山王峠へ。しばらく下りだったのに、いきなり上りだ。それほどキツくはなかったけど…余裕はなかったなぁ(笑)。峠を過ぎてからはつらつらと下り。ずるずると44号線、小作駅まで。

小作駅から羽村の堰までは裏道を。いやぁ気持ちがいい。
多摩川、小作堰のあたり
多摩川、小作堰のあたり

そうだ、ここまで来たなら、多摩サイ終端、阿蘇神社に行かなくては!お参り。
阿蘇神社
おみくじ(50円〕もひいた。「吉」だった。本厄なんだけど…(あまり信じてないけど・笑)いいことあるかな。

さあて、帰るぞ、帰る。峠ばかりでブレーキ・シューがかなり減ってしまったので、四谷橋の自転車屋に寄ろう。多摩サイだ、逆風だ。でもとにかく漕がないと帰れない。
多摩サイ復路。立川のちょっと手前?
小沢峠の手前で買った緑茶のボトルが刺さったままだ。途中で補給してきた「庚申の水」はこの休憩で空になったが、「庚申の水」、実はその場で口にしたときには特に感慨もなかったのだけれど、時間が経って温くなってからが旨かった。びっくり。本当に旨い。たいていね、温くなっちゃうと飲めるもんじゃないんだけど…。旨かった。

関戸橋まで多摩サイ、そこから往路と同じく東八>三鷹通り。帰宅して、総距離はサイコン上で129.24km。タイヤとホイール換えて、少し楽になってるかな。特別、身体にストレスはないしね。帰宅後、相方と飲みに行ったくらいだから(笑)。

今回の羽村からのルート羽村までは多摩サイだから省いた。それでもぐるっと47kmもあるのね。

出発時に抱えていた考え事は…どうしたかというと。いやまあかなり考えながら走っていたのだけれど、目的・結論は決まっているのだよなぁ、そこまでの経過になかなか決断できない。くそー、弱いなぁ、という状態。笑。