走れない週末

この土日はなんだかんだとばたばたして自転車に乗れなかった。日曜も制作の仕事で、機材を持って電車で出掛けたのだけれど…うーん、無理してでも機材背負って自転車で行けばよかったかな(笑)。たられば、だけど、そっちの方がよかったかなぁ、と帰宅してチューハイ飲みながらちょっとだけ、思う。後悔は先に立たないが、後でなければ後悔とは言わないのだ…。いろんな意味で(笑)、さ。まあでも、いきなり10kg近いリュックを背負ったら、右肩が悲鳴を上げたかな?

このところ立て続けに100km超を走っていたのは、もちろんいまが一番気持ちいい季節ということもあるけれど、今週末の佐渡ロングライドにエントリ(Bコース;130km)しているからだ(もう今週だ)。怪我をして、それくらいの距離がちゃんと走れるかどうか、確かめておきたかった。

去年はエントリしてお金まで払って行かれなかったんだけど、今年は、よっぽど抜けられない仕事が入ったり、よっぽどモチベーションが下がったり、よっぽど体調が悪くなったり、しなければ行くつもり。宿もシャトルバスも帰りの夜行列車の予約も、済んでいる。

感覚的には一周(210km)も時間内に走れるとは思うのだが、まあどんなもんだかちっともわからないし、これが最後ではないだろうし、と思って、取り敢えず大佐渡側半周130km。前日の土曜日に、13年振りにふらふらポタリングできる時間も考慮してプランしている。

1994年に、相方と佐渡に行って、両津港でレンタサイクルを借りて、加茂湖沿いをぐるっと新穂村(当時)まで往復したことがある。距離も相当走ったように記憶しているが、いま地図で調べると20kmもないだろう。9月で、あたり一面稲穂の黄金色だった(国産の朱鷺は一般公開された直後で、まだミドリもキンも生きていた。半年後の95年の春にミドリが死んだ)。それから、仕事も含めて5〜6回(計7、8回)佐渡を訪ねているが、自転車に乗ったのは、その年だけだ(96年にようやく自動車免許を取ったからね、以降ずっと車で回っていた)。

あれから13年、僕はまた佐渡を自転車で走ることになる。「佐渡」と「自転車」って、佐渡トライアスロンでも有名な場所だからリンクがないわけではないけれど、非常に個人的な意識では、ミッシングリンクが繋がったような、ここから解決編、のような、嗚呼、ここで僕の意識は一周するのか、だなんて大袈裟なことを考えてしまうほど、ひとつの輪の中にあるのだよね(笑)。だから、今年こそ、僕はそれを回収しに、決断しに、決意しに、まあある意味決別しに、笑、いろいろとね…行ってくるのだ。詳細は、また直前に。