リハビリ・ライドその弐

先述の元同僚@Cielo/2007がなんとロードレーサを購入したらしい!どうしても2008モデルが欲しかったらしく、彼が探した時点ではどこも入荷時期未定とのことだったのだが、僕がインターネットで探した店に「入荷」の文字が…。教えてあげたら、翌々日あたりに「買った!」と連絡が。うーむ、素早い。納車は今週末?

彼が買った(はずの)ロードレーサはこれだ。
Bianchi 928 Carbon Ultegra 10s Compact

…う、羨ましい。

それに刺激されたわけでもないが、これで一緒に佐渡ロングライドに出ることは(おそらく)決まったようなものだから、元日に続きリハビリがてら三連休の中日にProntoで少し走ってきた。

三鷹通りを南下、東八で右折、すぐ武蔵境通りを南下。そのまま鶴川街道で多摩川を越えて稲城で尾根幹道へ。

尾根幹道は、ところどころ囓るように自転車や車で走ったことはあったけれど、一本ずっと走ったことはなかった。こんなにアップダウンの厳しく激しい道だったんだねぇ…。ここですっかりやられてしまった。売り切れ。ふた月以上のブランクはやはり有無を言わさないな。ローディにばしばし抜かれたが、えっと、あんまり悔しくないぞ。それくらい売り切れ(笑)。

そのまま町田街道に入って、橋本を越えて、いよいよ本日の目的地の城山湖へ。

途中までは坂も緩く順調だったが、ふと視線を上げると佐渡のZ坂かと見まごうばかりの急坂が…。
城山湖

斜面を左へ上がって折り返して右に貫く白線は、もちろんガードレールで、つまりそこに道が通っている。そして、坂はこの写真の右上方へまだ続くのだ。途中で足着いて休憩しちゃったよ…。

その代わり、坂の途中で見る景色は、溜息が出るほどだ。
城山湖

それからまたしばらく上って、ようやく湖が見渡せた。
城山湖

自分の影が長く伸びて映り込む。

城山湖

湖を満喫してから今度は別のルートの激坂を下山。下ハンでブレーキに指かけながら、ごーっと下る。再び町田街道に出て、今度は北上。高尾を目指す。

途中、似非エアロパーツをごてごて飾ったスポーツカーにあからさまに幅寄せされる。うーっ。思わずブレーキングして停まってしまったが、何なんだろう?楽しいか、そんなことしてて。怒鳴る気も失せた。次の信号で追いついたら睨み返してやろうかと思ったけれど、追いつかなかった。笑。

高尾に着いて、国道20号沿いで小休止していたら案内板が目に入り、そこには、すぐ近くに東京オリンピックのロードレース開催を記念したモニュメントがあると書かれている。ほう、これは見ておくか、と行ってみるが…
城山湖

なんというか非常に微妙なモニュメント(右)があまりに無惨に放置されていた…。そもそもモチーフは自転車ではないのね…。左の錆びた看板にはこう書かれている。「1964年10月オリンピック東京大会開催にあたり、当浅川地区が自転車競技のロードレースコースとなり、地域住民の町をきれいにする運動・花いっぱい運動等の環境美化運動が盛んとなった。この彫刻はその運動の一環として浅川中学校の生徒がオリンピックを記念して製作したものである」

それからは南浅川沿いを下る。北浅川と合流してやがて多摩川に。夕焼けに富士山のシルエットが、ずっと背中に見えていた。城山湖

いやあ、この日は本当に寒くて、指先と足先はどうにもフォローのしようがない。自転車に乗るようになって二度目(と半分)の冬だが、今年は寒い。というか去年が暖かすぎたのか…。

関戸橋から多摩サイを離脱して東八に抜けて三鷹通りで帰宅。走行距離86kmほど。バテてはないけど、脚は完全に売り切れ、帰りの三鷹通りではクロスバイクにも何台か抜かれる有様。でもまあこれが現実…。もう少し乗って取り戻したいところ。なんて言いながらも、既に通販で12-27Tのスプロケ(いまProntoについているのは13-25T)を注文している軟弱者ではあるが(笑)。
城山湖

城山湖

頂点が城山湖。それより手前のノコギリの歯のような部分が尾根幹道。いやぁ、これにやられてしまった…。