お盆休みに撮った写真の羅列。

気がつくと8月も下旬。若い頃は本当に夏が嫌いで、夏の終わりなんて、これから訪れる秋と冬に想いを馳せて、嬉しくて嬉しくて仕方がなかったのだけれど…年を取ったせいかはたまた自転車に乗るようになったせいか、18時半でもう闇に近い空を見上げると、少しだけ寂しい気持ちになる。

さて、お盆休みに撮った写真の羅列。

清瀬ひまわりフェスティバル

この日は朝から車を借りて自転車積んで相方と出かけた。関越自動車道に乗る前に「清瀬ひまわりフェスティバル」に立ち寄る。もう旬は過ぎていて、大半の花は下を向いてしまっていた。撮影:8月10日9時18分


野反湖

一路、群馬県六合村(くにむら)へ。野反湖、噂に違わず非常に美しい湖だった。撮影:8月10日14時04分


野反湖

歩くとうっすらと汗ばむが、じっとしていると少し肌寒いくらい。撮影:8月10日14時22分


野反湖

それでも、雲も日差しもまだまだ夏そのもの。撮影:8月10日15時03分


草津湯畑

六合村で一泊し、翌日は草津へ。途中の峠道で猿に遭遇。こっちも驚いたが向こうも驚いたようだった(笑)。草津で自転車を下ろして少しサイクリング。撮影:8月11日11時17分


白根山湯釜

草津から車でそのまま国道292号を上り白根山経由渋峠まで。去年果たせなかった、渋峠。取り敢えず今日は車で下見だ。このあと、さあっと霧が降りてきて雨になった。撮影:8月11日12時42分


上野駅急行能登

翌日、今度はひとりで自転車担いで上野駅へ。急行能登。撮影:8月12日23時24分


直江津駅

午前4時過ぎ直江津到着。今年はこちらから渋峠を目指す。自転車組み立てて、いざ出発。撮影:8月13日4時48分


直江津港

あ、このまま佐渡へ行っちゃうのもいいなぁ、と実は少しだけ思った(笑)。撮影:8月13日5時9分


国道18号

朝の国道18号。所々断続的にそびえる北陸新幹線の高架線。撮影:8月13日5時53分


長野県に入る

国道292号に入る。トンネルを抜けるとそこは長野県。撮影:8月13日7時10分


ループ橋

湯田中を過ぎ、いよいよ山の中へ(それまでもずっと上りではあったのだが)。ループ橋、地図で見てもちゃんとくるっとしてる。撮影:8月13日10時50分


まだまだ上り

まだまだ上りが続く。休み休み上る。左下方の森にカケスの群れ。カケスなんて久しぶりに見た。撮影:8月13日11時50分


飛行機雲

見上げると飛行機雲。現場では気づかなかったが、その手前を高圧電線が渡っている。撮影:8月13日11時52分


志賀名水公園

志賀名水公園。予想外の水分消費量によりボトルの水が少し心配になっていたところで、この公園に到着。流れ出る清水に救われた思い。顔も洗ってさっぱり。撮影:8月13日12時30分


あと2kmくらいのはず

GPSでルートを見ると、渋峠まであと2kmくらいのはずなのだが、なかなかその距離が縮められない。撮影:8月13日14時48分


目の錯覚

写真を見ると、緩やかに奥へ上がっている丘のように見えるが、奥へ下がる急斜面の草原である。きゃあきゃあ声を上げて戯れる人あり。なーんて写真撮っていても、当たり前だが峠までの2kmは縮まらない。漕がないと!ここからの2kmが一番辛かったかな。撮影:8月13日14時49分


渋峠

やっと到着。思わず声に出して叫んでしまう。ここから群馬県。撮影:8月13日15時13分


日本国道最高地点

日本国道最高地点、標高2,172m。峠の食堂でパンとホットコーヒーで休憩していたら、またいきなり霧が降りてきて土砂降り。雷鳴も聞こえる。雨中走行の準備をして走り出して、取り敢えずこの碑の前まで来たが、雨はともかく、霧が濃い上に雷が近いので、一旦峠の食堂まで戻ることに。そこで30分ほど雨宿りをしたが、雨も霧も収まらない。仕方なく、雷の音が少し遠くなったかなと思われる頃を見計らって、出発。暗くなってしまうよりはよっぽどマシだ。撮影:8月13日15時49分


そんなわけで、本格的な雨中走行に備えて、ここでカメラはバッグの中にしまってしまったので以降写真はなし。

霧で雨で、コンディションは最悪だが、幸いなことに車が少なかったので、車線を広く使いながら慎重に下る。

途中、保線工事のための信号機で止まったら、僕と同じ頃に峠を出た、雨具を着ていない(!)オートバイに追いついた。彼も振り向いて、「ひどい天気になったね。お互い気をつけよう」と目で語ってきたので、微笑み返す。山道を走っているときにすれ違う自転車には挨拶するけど、オートバイの人とはあまり互いにコンタクトを取らないので、新鮮だった。

そうかと思えば、しばらく下ると今度は反対車線をこれから上ってくる自転車が!思わず片手を上げて挨拶。頑張って、気をつけて。

標高が下がるにつれ、雨も弱まり、徐々に路面もドライに。雨は山の上だけだったのね。

草津の町を抜けて、さらに東へ。再度、六合村へ。もう一度六合村を走っておきたかった。素敵なところだ。また訪れたい。

そのまま下って、長野原町に入り国道145号に合流、すぐの吾妻線長野原草津口駅輪行。18時59分発の高崎往きの電車に乗る…。GPSのログでは、走行距離128.22km。

今回のルート。

取り敢えず、今年は、目標だった渋峠を自転車で越えられた。更に、去年と合わせれば、自宅と直江津渋峠を経由して自転車で繋ぐことができた。ただ、やはり走り続けて日本海まで、という目標は、今回も残してしまった(というかそもそもの目標だ)。いつか、また。