梅雨入り

電車で仕事場に通うときに、たまに、私鉄と地下鉄を乗り換える駅で降りて、銀行に行ったり定食を食べたり、ドーナツを買って帰ったり、する。

昨日は朝ぎりぎりまで寝てしまったので自転車に乗れず電車移動、久しぶりにその乗り換え駅で降りて町をぶらぶらした。

まだ雨は降っていなくて、でも今にも降り出しそうで、そんな空を見上げて、何故だかこの町はいつも雨の印象だな、と思う。何故か僕の中ではこの町はいつも雨降りだ。

何故だろう?と考えながら定食を食べて、今夜の夕飯のメニューを考え、そうだ久しぶりだし、とドーナツ屋に向かい、はたと思いついた。

単純なことだった。晴れの日はたいてい自転車で出掛けてしまうので、この町を歩くのは電車移動の日、つまり天気の悪い日が多いのは、まったく当然の結果なのだった。

なあんだ、そういうことか。あまりにストレートな答えに我ながらちょっと笑ってしまった。