指切り
指切り、といっても「約束っ!」ではなくて。
背伸びして一周コースでエントリしてしまった佐渡ロングライドが、あと20日ほどでやってくる。さすがにもう少し走り込んでおかないと…と思い、ゴールデンウィーク前半の最終日29日に久しぶりにソロでロングライドしてきた。
以前から「まず佐渡一周をシミュレートして200km超を走ること」を基準にコースを考えていて、「自宅から多摩サイ→三浦半島一周→境川沿いで200km」というコースと「道志みち→山中湖→大垂水峠コースで200km」というコースを漠然とプランしていたのだが、今回は後者のコースを選んだ。
朝5時過ぎに起床、6時に家を出て最寄りのコンビニでもろもろ支度。今シーズン初めて指切りのグローブを着けた。6時17分、コンビニ出発。
ルートは、三鷹通りで東八を右折、そのまま関戸橋まで行き多摩川を越え、町田街道から国道413号(道志みち)へ。津久井湖の脇を抜け、そのまま山梨県に入り山伏峠を越え山中湖まで下り、国道138号から139号へ。それから甲州街道に入り、大垂水峠を越えて高尾、そこからは浅川、多摩川沿いをのんびりと、というプラン。Alpslabで調べるとちょうど200kmを少し越えるくらい。
最初の30kmは何だか脚も回らないし調子が掴めなかったが、津久井湖が近づくあたりから景色のせいもあり徐々にテンションが上がってきた。
まだまだ序の口。
いやあ、何故1000m超の峠を越えるルートを選んでしまったか。
道の駅どうしでひと休み。ここまで74kmほど。4時間以上かかってる!
途中幾度か休憩して屈伸したり沢の水をボトルに詰めたり。
山伏峠。距離82kmほど、走行時間4時間半、現在時刻12時10分、高度1000mほど…の図。サイコンとGPSで走行距離が1kmもずれているのは、そもそもスタート時にGPSのスタートボタンを押し忘れているため。
山伏峠(トンネル)を過ぎると怒濤の下り。ここでウインドブレーカを着る。そこから少し下ると山中湖畔。
富士山は…ちっとも見えなかった。
それからセブンイレブンでカップ麺とおにぎりを食べ、国道138号線→139号線。ここから(多少の緩急はあるものの)相模湖畔までの70kmにも渡る下り基調は、感動的であった。途中右カーブ途中で路側帯の砂に前輪を取られてふらついたり、駐車場から出てくる車と衝突しそうになったり(このときは本当にぶつかると思った。一瞬のうちに、このままぶつかると体はどう飛んでどう受け身を取れば被害が少ないか、本気で考えた。が、絶妙なハンドリングとブレーキングで車の鼻先を交わせたのだった・笑。いや本当に、このときばかりはぶつかると思った。先の赤信号で少し動揺を落ち着ける必要があったほど…)したけれども。
相模湖が見えてきた。
大月駅で、それから相模湖駅で、何度このまま電車に乗って帰っちゃおうかと考えたか。何故最後に大垂水峠を残すルートにしたのか…。まあいいでしょう。自分で決めたルートだし。デザートまできちんと食べましょう。
こちら(神奈川県側)から上るのは初めてだが(と言っても大垂水峠そのものが二度目だが)、こっちからの方が若干楽なのかな…?まあ取り敢えず、160km走った後だがゆっくり脚着かずに登りきった。
ここからまた下り。もう好きにしてぇ〜というくらい下り。あっという間に高尾駅前。高尾駅のマクドナルドで食事。外のベンチで食べていると、目の前のバスから降りてきたおじさんふたりに自転車を誉められる(笑)。しばし歓談。
さて、もう既にこの時点で18時過ぎ。出発して12時間経ってますよ。あと40km、きっちり無事に帰りましょう。
高尾からストレートで帰るには甲州街道を行った方が速いとは思うが…もうあんまり自動車と競って走るつもりもないし、この時期、浅川は、ほら、あれだよ。
去年も見た鯉のぼり。今年も見られた。もう夕暮れで風もなく、なんだかだらーんとしているけれど。
それからは夕闇の浅川と多摩川を。コウモリがたくさん飛んでいた。
途中でドラッグストアで買い物して20時半頃帰宅。205kmほどを14時間ちょっと。まあ途中休んだり買い物したりしているけれど…佐渡ロングライドは12時間で走りきらないとならない。それでも1000m超の峠越えもないし、イベントでテンションも高いだろうから、まあ制限時間ぎりぎりかなぁ、というところ。決して余裕はないな…。
山伏峠を越えてから相模湖畔までは、本当に感動的に下り基調。
景色の写真がほとんどないが(笑)、自分では、走りながら目に焼き付けて、堪能感激絶叫している。ほんと絶景に絶叫しながら走っているのだ。撮影していないだけでね。